河川・砂防技術
(赤木川&熊野川)
安全な河川・砂防設計
命の源「水」は雨により供給されていますが、長雨や集中豪雨により様々な悪影響を引き起こします。中でも人命に関わるような重大な災害に対して、ハード・ソフト面で対策する必要があります。そういった防災面はもとより、野生生物を育む貴重な水域であるという認識にも立ち、安全で快適な環境を実現します。
当社では、洪水時の河川氾濫シミュレーションはもとより、各種シミュレーション解析を行い、洪水・土石流・急傾斜地・地すべり地対策等に有効で安全な施設の立案を行っております。また、老朽化施設に対しては、目視点検調査や計測管理および非破壊探査により、補修対策の提案も行っています。
河川設計
■ 河川設計 事例 1
洪水に備えて-武庫川床止工
阪神間の尼崎市・西宮市の境を流れる武庫川は水量も多く、また周辺の人口も多い重要な河川です。この武庫川8号床止工は河床の保護を主目的とし、遡上する魚類のため魚道を整備し、既存の床止工とデザインを統一して設計した事例です。
■ 河川設計 事例 2
水に親しむ空間形成 -柳田川
奈良県の御所市内を流れる大和川支流の柳田川の整備は、都市環境と安全な河川を両立させるという課題に取り組んだ事例です。
この課題に対しては「CG景観シミュレーション技術」を用いてモンタージュを作成(右写真)
完成後の今では両岸の桜並木とともに市民の春の憩いの場となっています。
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土石流対策工設計
■ 土石流対策工設計 事例
集落を土砂から守る -片山川砂防工事
近年集中豪雨により、平成26年8月の広島市の災害のような、住宅地の背後の山地の小渓流からの土石流による災害が頻発しています。砂防ダムは土石流に対する直接的な抑止の手段です。この事例は香川県三豊市の片山川砂防工事の内の砂防ダムの設計事例です。
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急傾斜地対策工設計
■ 急傾斜地対策工設計 事例
住宅背後の危険を防止する -奈良県大日川急傾斜地
山が多い日本の国土は、昔から今に至るまで急傾斜地にも人が住んできました。急傾斜地崩壊危険区域の防災対策は、急傾斜・狭い敷地・不便なアクセスなど種々の困難を克服し、多様な工法で対策を講じる必要があります。この事例は数種の対策工を併用した奈良県五條市の大日川地区の事例です。
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地すべり地対策工設計
地すべり地対策工設計 事例
動き出す大地を止める -奈良県室生地区地すべり
地すべりにより時として広大な面積の地盤が田畑・住宅・道路ごと動きだし、大きな災害を引き起こします。この地すべり災害に対応するためには、多くのケースで綿密な調査と大規模な対策工が必要となります。次の事例は奈良県の室生地区の大規模地すべりの対策例です。地すべりの動きを止めるために鋼管杭による直接抑止工(左写真)と地盤内の地下水を排除するための集水井工(写真右)を、各種地盤調査に基づいて計画・設計しました。
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