3Dモデリング技術
3次元地質構造モデルの作成
地形調査、地質踏査、ボーリング調査、あるいは様々な物理探査で知り得た情報は、個別の情報に過ぎません。これらを総合的に考えて、対象地域の地質構造を把握しておくことは、地域の地震防災上極めて重要なことです。
また、このような作業によって、来るべき未来に起こり得る地震に対し、その地震動を評価する基準となるモデルを作成することが必要となります。
可視化技術
地質調査や物理探査を統合して得られた地質構造を3次元的に表現することにより、地下構造の特徴や問題点などを視覚的に理解することが出来ます。
下図の例は京都盆地の3次元地質構造を表現したものです。盆地の骨格を形成する基盤岩面や基準となる地表面などの構造を地形面とあわせて立体的に示しています。
ただし、これらの図では、高さ方向を4倍に強調して表現しているため実際より傾斜は急に表れています。