MESSAGE 01
研究者と技術者の役割を
両立できる仕事に惹かれる
大学では地震学の研究に取り組み、そこで身につけた知識やプログラミングの技術を活かせる仕事に就きたいと考えていました。そんな中、研究室に当社のカレンダーが貼ってあったことがきっかけで関心をもつように。
志望の決め手は、やはり事業と仕事内容です。コンサルタント会社として地震に関する調査を行っていて、クリエイティブな研究者としての役割と、実用的な“かたち”にする技術者としての役割を両立できると感じました。
就職活動は、民間企業だけでなく公的機関も視野に入れて活動していましたが、規模の大きい職場では業務の大半がマニュアル化されているのに対して、当社は一人の社員がさまざまな業務に関わり、自分で考えて進められる範囲が大きいと感じたこともポイントでした。それは印象の通りで、社員が主体的に仕事に取り組んでいるのが特徴といえるでしょう。

MESSAGE 02
計画立案からデータ解析、
レポートまですべての過程に関わる
私は、反射法地震探査やVSP探査、微動観測などによって断層や地盤の構造を解明する探査技術部に所属しています。日々解析の腕を磨きながら、探査の計画立案や計測現場も含めていろいろな過程を経験させてもらっているので、計測データの品質確認など業務を効率化するアイデアも湧いてきます。当社ではバイブレータという地面に振動を与える専用の重機や多種多様な地震計、探鉱機などの特殊な計測機器を自社で多数保有しており、自分たちでメンテナンスをしているのも特徴です。
私は主に地熱開発を行うエリアで微小地震のモニタリングをし、定期的に回収されたデータを解析してレポートするという業務を担当しています。実際に現地に行って地震計を設置したりもします。その業務ではチームリーダー的な役割を担う主任技術者を任せてもらっており、業務が円滑に進むように社内外の調整なども行っています。

MESSAGE 03
専門知識を身につける
主体性が不可欠
当社に興味をもってくださった学生のみなさんは、どんなスキルが求められるのか気になりますよね。具体的には、反射法地震探査などの物理探査に関する知識、弾性波をはじめとする波動の知識、電気回路やプログラミングに関する知識などが挙げられます。また、地震防災を目的としたコンサルティングを行うので、地震学的視点、地質学的視点も必要です。知識だけでなく、チームをはじめ関係者と協力しながら仕事を進めていくコミュニケーション能力も不可欠です。
こう聞くと腰が引けてしまうかもしれませんが、もちろん新人・若手の時からすべてを身につけなければいけないということではありません。専門的な知識は、実務を通じて少しずつ覚えられるようにサポートするので安心してください。ただ、基礎知識はあった方が良いですし、どの職場でも同様ですが何よりも主体的に一生学び続ける姿勢が必要です。
SCHEDULE ある1日のスケジュール
- 08:40出社
- コーヒーを飲んでリラックスするのがルーティン。
その後、メールや前日の業務の確認、地震に関する国内外の情報収集を行う。
- 09:00データ解析をするための
プログラム作業 - プログラム作業は頭がはたらく午前に。
- 12:00昼食
- 13:00会議
- 現在の業況の共有や、今後の取り組みについて話し合う。
- 14:00データ解析、報告書作成
- 午後はルーティンワークに充てることが多い。
時間に余裕があれば、探査、地震学などに関する情報収集を行う。
- 18:00業務終了〜退社
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幅広い事業によって
社員の知見も広がる
探査技術部の大きな特徴は、探査計画の立案から、観測機材の準備、計測、データ解析、結果に基づいた地質解釈をトータルで行う体制を備えていることです。こうした環境があることで、社員はさまざまな業務に携わり、知見を広げることができます。
そして、若手のうちから現地踏査など多くの経験を積ませてもらえるのも特色だと思います。場数を踏むことで解析のみならず、計画立案や解釈の質向上につながります。また、経験豊富な上司や先輩が近くにいて、多くのことを吸収できる点もありがたいですね。将来の目標は、入社時に想い描いていたように、研究者と技術者の技能を高いレベルで両立できる人材になることです。
オフの過ごし方
- 社会人博士として
仕事と学業を両立 - プロのアスリートは“体が資本”と言われるように、私たちの仕事は“頭が資本”だと思っています。常にベストなパフォーマンスを発揮できるように、日頃から睡眠時間をしっかりとるなど、規則正しい生活を送るように心がけています。
また、クリエイティブな研究者としての能力を伸ばしたいと思い、現在は社会人博士として隔週で大学に通っています。仕事と学業の両立はなかなか大変ですが、充実感はあります。